住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

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住宅診断の事例紹介


4年後のご相談

投稿日:2012/6/25

先週末は釧路出張の為、
かなり疲労してしまい、HPの更新が
週明けの今日になってしまいましたという
言い訳から、今週はスタートしました(笑)

HPからのご相談も結構ありますが
やはり、ご紹介による相談が多いです。

今回のご相談も4年前に、ご紹介があり
「何だが?くさい臭いがするんです?」という
事でした。
それから、4年・・・・・・
「外壁が変形?コーキングが切れているし?
いっぱい広告チラシが入っているけど?
いろんな業者さんがくるけど、
何を信じて良いのか?分らな?・・・・・」

こちらのお家は建ててから、まだ9年目・・
4年前にお伺いした際にも、それほど、大きな傷みはなかったはずですが?

実際にお伺いして見て診ると・・・・・
確かに外装材がかなり反っていました(上の写真)
チョット、分り難いかもしれませんが、
屋根の上から撮影しています。
この反りはこの南面が大きくて、それ以外の面はまだまだ、表面の劣化もなく問題なし。外装材の劣化は北面ではなく、このように
南面の進行が早いようです。

下の写真はバルコニーの軒天井に現われた
水シミの跡です。
しかし、この軒天井を張り替えても直りません。
原因は外壁にあるからです。
外壁のコーキングもかなり切れていて、
そこから雨水が流れ込み、その水がシミを作っているからです。
通常であれば、コーキングから入った雨水は
通気層という防水シートを張った面があり、
外部に雨水を出す仕組みになっています。
この場合は防水シートはありますが、
雨水を出す場所が設置されていません。

外壁全部を何にか?しなければならないのか?と考えておられたようですが、
私が出した結論は
今回は南面だけのコーキング打ち替えをし
今後の経過を観て、
2〜3年後ぐらいに全体の改修を検討する。
ということにしました。

いろんな業者さんが来て、いろいろと提案されたそうですが、
今回の私への相談ですっきり、安心されたようです。
笑顔の表情を見て、私もほっとしました。
皆さんも、何か、お悩みのことがあれば、
お気軽にご連絡ください。すっきりしますよ。


次回の更新は今週末を予定しています。