住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

私のところに来る相談は

「何度、やっても、直らない？」

そんな相談が多いです。

右の写真は
「１階の居間の天井に雨漏れがして
直してもらったはずなのに、また、雨漏れが・・・・・。どうしよう？」
天井を剥がして診ると、確かに何度も
水が浸入した、跡がくっきりと残っていた。

１階の居間の上は屋根と２階の外壁がある。
１度目の改修工事は
「屋根の塗装」・・・・・直らない？
２度目の改修工事は
「外装材の上張り（元の外壁はモルタル塗装仕上げで、その上にサイディングを張った）」・・・・・でも直らない？

原因は屋根でも、外壁でもなく
「屋根板金と外壁の取り合いなんです」

そこで私が実施した改修工事は
まず、サイディングを剥がし、
次にモルタル外壁を剥がす
更には、柱の腐れまで起こっていた。

これはすべて、診断の甘さ、間違いから
始まっています。

「雨漏れの原因は一つとは限らない」
雨漏れはかなり、前から起きています。
だから、柱が腐っている。
それも考えず、上張りをしてしまうから、
腐った柱を放置する結果となり、
危険な状態が継続され、進行してしまった。

原因と現状をしっかり、把握して改修工事をしないと、決して、問題は解決しません。しかも、無駄なお金を使ってしまいました。