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現在の札幌の屋根の上

投稿日:2018/2/11

札幌の住宅の屋根は

以前にご紹介したように
スノーダクト工法(無落雪)が
多いです。

スノーダクト屋根は
屋根の水を横樋と呼ばれる溝に
集められて、縦パイプで排水します。

1枚目の写真のように
屋根一面が雪に覆われている時期でも

その横樋に中は
2枚目の写真のように
空洞になっています。

但し、横樋カバー(すのこ)があり
横樋の部分が凍っていない時です。

最近はこの「すのこ」の設置がない家が
増えているみたいですが
私は「すのこ」の設置をお勧めしています。

4枚目の写真のように
排水口からの温度ですのこの上の
雪が融けて、かまくら(ドーム状)状態に
なるケースが多いです。

この雪のドームが暖気により
崩れる事があります。

「すのこ」がないと崩れた雪は
横樋の中に堆積して、融けた雪の
排水をせき止めます。

その結果、大きな「すがもり」
夏の雨もりと同じ現象が起きて

家の中に流れ込みます。

この現象はこれから、3月にかけて
もっとも危険な時期に入ります。

ご注意ください。

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次回は来週末に更新の予定です。