住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

ハウスドクターとしてお住まいのトラブルを解決!


住宅診断の事例紹介


トップページ住宅診断の事例紹介一覧>築34年?まだ住める?

築34年?まだ住める?

投稿日:2017/6/18

外部のメンテナンスはいろいろと
されていた家の診断でした。

まず、とても心配されていたのは
「すがもり?」

内部の壁に茶色の変色が沢山。

「屋根の板金もかなり傷んでいるから
板金の張り替えが必要かな?」
かなりドキドキのご相談だったようです。

結論から云いますと
内部壁の茶色は経年による糊の変色です。

クロスを張る時に糊を使います。
施工時にはきれいにふき取りますが
それが少し残っていて
34年の年月で変色したものです。

屋根にも上がって状態を確認。
ちょっと心配な部分もありましたが
板金が張り替えなければならない状態では
ありません。

板金に錆も出てきていますので
塗装は必要です。
ただ、仕上げの塗装の前に
下地処理として錆び止め処理が必要です。

それとさらに心配されていたのは
軒天井に出ている水シミです。

この現象は屋根の板金からの水の浸入
ではなく、屋根からの伝い水が原因です。

これには水を切る部品を付ける必要があります。

もう一つ、
外壁にはチョーキングと呼ばれる
塗装の劣化が起きています。

これはそろそろ、塗装が必要ですという
状態を現しています。

あまり一人であれこれと
悩まないで、ご相談ください。

次回は来週末に更新の予定です。