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天窓からのすがもり処置方法

投稿日:2015/8/16

天窓があると
室内はとても明るくなります。

開閉式と開閉しないタイプがありますが

ほとんどの方は
これまで一度も開けたことがないようです。


明るくていいのですが
ここから
すがもりが起きると
対処に困るものです。


すがもりは
雪が積もって
それが融け、そして凍る

凍ってできた氷は
本来、融けた水を流すはずが

氷にせき止められて
板金のジョイント部分から
融けた水が逆流して

室内に流れ出すのが、すがもりです。

板金は防水材ではありません。
水が溜まると
漏水が起きます。

今回の天窓付き、屋根の改修方法は

原因である天窓を取るか

防水性能を持たせるかです。

天窓は開かなくてもいいから
すがもりを直したいという要望でした。


あまり知られていない方法ですが

この施工はすでに10年以上経過しており
問題は解決しています。

板金は熱で変形、動きがあります。

その動きについていける
防水剤となるとあまりありません。

特殊材料なので
工事費はとても高価になりますので

問題箇所を絞って
施工します。

仕上げの塗装もできますので
それほど、完成の違和感はありません。

問題点を確定させ
処理方法の検討、提案

改修処理の監理まで
行っていますので

お困りのことがあれば

まず、ご相談ください。


次回は来週末に更新の予定です。