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今はもう、こんなことはないと思いますが・・・

投稿日:2015/4/5

住宅診断の写真データーは
すべて保管しています。

過去のデーターを整理していたら
こんな事例もありました。

10年前の写真ですが
建物は築7年です。

基礎断熱工法の
始まりの頃です。

建物の性能アップと
コストダウンが目的だったようです。

床下から診ると
白いものが多発

これは「ナミダダケ」という
北海道のような寒い地域でも
よく発生するカビです。

床のフローリングを剥がすと
その下にもナミダダケが・・・

このカビは剥がして
除去しても
見えていない部分まで
菌が浸透しているので


かなり大きく撤去しないと
再発の危険があります。

床材は完全に撤去ですが
外部周りも
撤去作業をして
改修です。

家の方には
一度、引っ越しをして頂き
それからの改修ですが、
約1ヵ月の工期が掛かりました。

原因は床下の防湿施工の不備と
養生シートの撤去忘れです。

今も
この基礎断熱工法は
いろんな会社で採用されています。

このような
失敗は今はないと思いますが
初めて施工した会社では
要注意です。

見よう見まねでは
危険ですし、
新しい工法は
かなり注意が必要です。

次回は来週末に更新の予定です。