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冬に起きた問題をどうするか?

投稿日:2014/4/13

天井に起きたシミという現象の写真です。

このシミが心配でご相談を受けました。
多くの方が
シミ程度では「まだ大丈夫」と思われているようですが、
実は天井や壁に出てきたシミは
ほんの小さな現象にすぎません。

見えない天井裏で何が起こっているのか?
2枚目の写真は天井裏の壁部分に起きている
水ぬれの現象です。

この浸入口はやはり屋根と判断される方が
多いですが、
屋根にあがって屋根板金を診ても
特に異常なし。

屋根板金と外装材の部分を見ると(写真3枚目)
屋根の板金より、外装材の方が
外に出っ張っている・・・
そのコーキングが切れている。
浸入口はここです。

春になって、この部分のコーキングを
打ち変えて、処置は終了ですが、
本来は屋根板金より外装材が出っ張っている
この納まりが危険な施工なんです。

完全な改修処理は2重張りしている
外装材を剥がして、直すべきです。
しかし、そこまでお金は掛けられないという
事でしたので、応急処置ということで
一応完了です。

外壁の上に外装材の上張りは
こんなトラブルが多いです。
こんな施工を勧められたら
チョット、待ってください。

次回は来週末、更新の予定です。