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30年以上前の住宅の杭

投稿日:2016/5/22

マンションの杭の問題がありました。

では、
住宅ではどうなんだろう?と
思われている方も多いと思います。

地盤の強度が弱い場合
住宅でも、杭を打ちます。

最近はほとんど、地盤調査をします。

マンションなどの大型建物とは
違いますが
コンクリート杭を使います。

でも、30年以上前は
住宅用のコンクリート杭が
なかったので、
木の杭(電柱や丸太)を使っていました。

写真は床下の地面ですが
穴が開いています。

それは基礎の下で
空洞の中に
木の杭が見えます。

これは杭の上に基礎が
乗っている状態です。

しかし、木の杭が腐りかけています。

建築当時はこんな空洞はなかった。
木は水の中にあれば
腐ることはありません。

道路の整備などにより
排水が良くなり
常水位面が下がったと思われます。

排水により
基礎下の土もひっぱられて
空洞ができたと思われます。

これはあるエリアでは
起こりえる現象です。

家の周りの地盤が下がった場合
杭を打った家の
床下はこんな現象が
起きているかもしれません。

一度、確認された方が良いでしょう。

次回は来週末に更新の予定です。